戦没画学生 いのちの繪 一〇〇選
無言館は、戦没画学生たちの慰霊を目的に1997年、長野県上田市に開館した美術館。そこに収蔵する絵画作品から100作を、それぞれのエピソードとともに収録しています。志半ばで戦場に散った画学生たちの生き様は、私たちに「いま」を生きることの意義を問いかけてきます。
作品はいずれも、コスモ教育出版の経営誌、月刊「理念と経営」に2011年4月号から毎号連載してきた「一枚の繪」に、窪島氏が加筆・修正を加えたもの。豊潤な青春を送るはずだった画学生たちが描きのこした作品は、短い一生をかけた唯一のこの世への遺言のようだ。
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商品コード
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R-156
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ISBNコード
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978-4-904026-42-7
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発行日
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2019年1月1日
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総ページ数 / 版型
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220ページ / B5判
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窪島誠一郎
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【著者】「無言館」館主・作家 窪島誠一郎
1941年東京都生まれ。97年戦没画学生慰霊美術館「無言館」を設立。98年『無言館ものがたり』(講談社)で第46回産経児童出版文化賞受賞。2005年「無言館」の活動で第53回菊池寛賞受賞。2016年平和活動への貢献に与えられる第1回澄和フューチャリスト賞受賞。近著に『最期の絵 絶筆をめぐる旅』(芸術新聞社)、『愛別十景―出会いと別れについて』(アーツアンドクラフツ)など。
【無言館とは】戦没画学生たちの慰霊を目的に1997年、長野県上田市に開館した美術館。設立のきっかけは、窪島誠一郎氏と、出征経験を持つ画家の野見山暁治氏との出会いだった。野見山氏は1970年代、遺族を訪ね歩き、「祈りの画集 戦没画学生の記録」を出版。その取り組みに共感し、使命感を感じた窪島氏が、鎮魂の願いを込めて野見山氏とともに作品を収集してきた。
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出版社
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株式会社コスモ教育出版
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販売価格(税込み)
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4,950円